東京都中央区銀座のフランス料理店「ドミニク・ブシェ トーキョー」の伊藤翔シェフ(1989年生まれ)が、フランス・リヨンで開催された「パテ・クルート世界選手権2025」決勝(現地時間2025年12月1日、日本時間2日)でPRIX DU TERROIR(テロワール賞)を受賞しました。地域性と素材表現を評価する部門賞で、日本人シェフの受賞は稀です。

同賞は、食材の選定や風味構成、土地の個性の表現に優れた作品に贈られるもので、伊藤シェフの「家禽、フォアグラ、セップ茸のパテ・クルート」が、肉の多層構成から生まれる立体的な旨味や、フォアグラとセップ茸による奥行き、ジュレの澄んだ味わい、カット面の美しさなどで高く評価されました。世界王者には届かなかったものの、世界トップレベルの技術と表現力が国際舞台で認められた形です。

秋田県出身の伊藤シェフは、横浜「霧笛楼」での7年間の修業後、パリ「ドミニク・ブシェ」で研鑽を積み、東京の姉妹店でシェフを歴任。パテ・クルート世界選手権アジア大会の複数回ファイナリストや日本大会優勝など実績を重ね、2022年から現店のシェフを務めています。世界大会で披露した要素を取り入れた特製パテ・クルートは、12月8日から同店の前菜として提供予定です。

伊藤シェフは「世界優勝に届かず悔しい」としつつ、「学びを力に来年もこの舞台に戻りたい」とコメントしており、今後も世界大会への再挑戦と、日本らしい感性を生かしたクラシックフレンチの発信が続きそうです。

【店舗情報】

ドミニク・ブシェ トーキョー

東京都中央区銀座1-5-6 銀座レンガ通り福神ビル2F

水曜定休

営業時間 ランチ12:00~15:30(LO13:30)/ディナー18:00~23:00(LO20:00)

【関連情報:レストラン公式】

公式サイト https://www.dominique-bouchet.jp/

Instagram https://www.instagram.com/dominique_bouchet_tokyo/

source: PR TIMES

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