エアブラシ作家・大西洋介さんの個展「Hyperrealism vol.0」が、2025年12月12日から26日まで東京・千代田区のギャラリー「KOMIYAMA TOKYO G」で開かれます。会期中は月・木・金・土曜が12時〜18時30分、日曜が12時〜17時30分で、火・水曜は休廊、入場は無料です。
展示では、1979年創刊の雑誌『SMスナイパー』の表紙を飾ったイラストレーション原画を中心に、広告デザインやアートワークなど、1960年代から続く大西さんの多面的な活動領域をたどります。フェティシズム＝性的嗜好をテーマに、呼吸や肌の質感、体温までも感じさせる緻密な描写をエアブラシで追求してきた代表作が並ぶ予定です。
1942年兵庫県生まれの大西さんは、大阪美術学校でデザインを学び、ファッション広告の現場で経験を積みました。1960〜70年代には数々の広告賞を受賞し、緻密な技術にもとづく独自の表現力を確立しました。『SMスナイパー』では1979年の創刊号から2000年代前半まで表紙デザインを担当し、日本のエアブラシ表現を語るうえで欠かせない作家として評価されています。
今回の展示は、今後数回にわたって展開されるシリーズ展「Hyperrealism」の序章となる位置づけです。アナログなエアブラシ表現がデジタル全盛の現在どのように見直されるのか、シリーズを通じた再評価の動きにも注目が集まりそうです。
【イベント情報】
KOMIYAMA TOKYO G
東京都千代田区神田小川町3-20-4 第2龍名館ビル 1FD 101-0052
電話 03-6811-7355
メール gallery@book-komiyama.co.jp
入場無料
source: PR TIMES