犬を飼う人400人へのインターネット調査で、約9割が愛犬におやつを与え、そのうち59%が「毎日与えている」と回答したことが分かりました。一方で、おやつと主食(ドッグフード)の量のバランスでは、ドッグフード多めの「8:2」または「7:3」と答えた人が53%に達し、与えすぎに一定のブレーキをかけようとする傾向も見られました。
調査は2025年10月31日~11月18日にかけて4回に分けて実施され、回答者は男性265人・女性135人でした。おやつの頻度は「週に数回」30%、「月に数回」6%、「ほとんど与えない」4%、「全く与えない」1%となり、ほとんどの家庭でおやつが習慣化している実態が浮かび上がりました。量の比率では「ほぼドッグフード(9:1)」が40%、「同じくらい(5:5)」が6%、「おやつ多め」が1%と、過半数が“主食優先”を意識している結果です。
おやつを与える場面として最も多かったのは「トレーニング・しつけの前後」で174人でした。次いで「散歩の前後」133人、「食事と一緒」112人、「留守番の前後」109人、「グルーミングの前後」89人が続き、行動のメリハリづけにおやつを活用する姿が見て取れます。おやつ選びのポイントは、「安心・安全」「健康・体質への配慮」「食いつき」が中心で、添加物やカロリー、アレルギーへの意識の高まりがうかがえます。一方で、おやつを控える理由の多くは体重管理や持病への配慮とされ、健康リスクを懸念する声も根強くあります。
今回の結果から、飼い主の多くは日常的におやつを楽しませたい一方で、量や成分のバランスに気を遣っていることが明らかになりました。今後は、体格や年齢に応じた適切なカロリー指標や、おやつの活用法について、獣医師や専門家による分かりやすい情報提供が進むかどうかが、愛犬の健康維持に重要な鍵になりそうです。
【商品・調査情報】
愛犬のおやつ事情に関するアンケート
調査期間:2025年10月31日~11月18日(全4回)
調査方法:インターネット調査
回答者数:400人
source: PR TIMES
