東京都立川市内に、不登校の子どもとその家族を支える居場所を兼ねたフリースクールが2026年3月に開設される予定です。名称は未定ですが、「現代の寺子屋」を掲げ、子ども食堂や学習支援、地域交流の機能を一体で提供します。開設資金の一部をまかなうため、クラウドファンディングを実施しており、2025年11月15日21時から12月25日23時59分までCAMPFIRE上で支援を受け付けています。

運営主体は東京都立川市一番町で美容室を営むnoaで、発起人は代表の山崎香織さんです。自身の子どもの不登校経験から、学校に行けない日に安心して過ごせる「もうひとつの家」の必要性を感じ、「ないなら私がつくる」と構想を進めてきました。対象は不登校の子どもとその家族を中心に、地域住民も含めた交流の場とする方針です。

施設のコンセプトは「温かいごはん」「自由な学び・選べる過ごし方」「深呼吸できる空間」の三つです。子ども食堂機能により、家庭の事情などで食事作りが難しい日にも温かい食事を提供し、保護者の負担軽減を図ります。学習面では教科学習に限定せず、興味に応じた活動や地域との協働を取り入れ、地元農家との連携による野菜収穫体験なども予定しています。

山崎さんは、「『学校に行けない子』ではなく『ここにいていい子』として尊重したい」とし、発達障害など多様な特性を持つ子どもも含めて受け止める場づくりを目指しています。今後はクラウドファンディングの結果や地域からの協力状況を踏まえ、具体的なプログラム内容や受け入れ人数、利用料金などを詰めていく見通しです。

【プロジェクト情報】

現代の寺子屋プロジェクト(仮称)

開設予定時期:2026年3月

場所:東京都立川市内

クラウドファンディング期間:2025年11月15日21:00〜12月25日23:59

CAMPFIREプロジェクトページ:https://camp-fire.jp/projects/887614/view

source: PR TIMES

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