2025年12月4日、リフォーム産業新聞が開催した「2026 リフォーム大予測セミナー」で、一般社団法人日本優良ビルダー普及協会(JGBA)の田島亮代表理事を含む4団体の代表が、2025年の総括と2026年のリフォーム市場見通しを議論しました。会場にはリフォーム会社や工務店など、今後の事業戦略を検討する企業担当者が参加しました。
第2部のパネルディスカッションでは、市場動向、技術革新、経営課題、人材不足、補助金の活用、顧客接点の取り方といったテーマを横断的に取り上げました。新築住宅の着工棟数減少や採用難など、統計や各社のヒアリングから浮かび上がる厳しい環境を前提に、リフォームへの事業シフトや高付加価値サービスによる単価アップなど、具体的な方向性が示されたといいます。
田島代表理事は、全国各地のJGBA加盟企業から集めた「現場の生の声」を紹介し、地域差のある需要や人材確保の苦労、補助金申請の実務負担などを共有しました。また、単独企業での対応には限界があるとして、最新情報の継続的な収集と、団体を通じた業界内の横連携・共同企画の重要性を指摘しました。
登壇者らは、2026年以降も厳しい市場環境が続く可能性を「高い」と見ていますが、エネルギー価格や環境意識の高まりを背景に、省エネ改修やスマートハウスなど新たな需要も拡大余地があると分析しました。今後は、補助金制度や新技術の動向をにらみつつ、中小事業者が専門性と地域密着性を武器に生き残りを図れるかが焦点となりそうです。
【イベント情報】
工務店「スマート・オフ・グリッド・ハウス」戦略セミナー
開催日:2025年12月10日(水)
内容:スマート・オフ・グリッド・ハウス戦略解説と導入事例紹介
会場・詳細:JGBAイベントページ https://jgba.net/event/2025-12-10-jgba-seminar/
JGBA年間イベントカレンダー:https://jgba.net/schedule/
JGBA公式サイト:https://jgba.net/
source: PR TIMES
