東京都台東区の浅草寺で2025年12月3〜7日に開催される夜間イベント「ASAKUSA CULTURE & LIGHTS 2025」の公式記録写真が公開されました。期間中毎日17時30分〜21時30分、宝蔵門・五重塔・重要文化財の二天門で約6分間の映像を中心としたプロジェクションマッピングが繰り返し投影され、観覧は無料・事前申込不要です。
この企画は、デジタルコンテンツ制作の株式会社一旗がプロデュースし、浅草寺創建から約1400年の歴史や文化をモチーフにした映像を、最新のデジタルアニメーション技術で門や塔に映し出すものです。宝蔵門と五重塔は仲見世通り側から鑑賞でき、二天門は本堂側に約3分のコンテンツを連続投影します。雨天でも実施し、荒天時のみ中断・中止の可能性があります。
あわせて、通常は非公開の名勝・伝法院庭園と歴史的な大絵馬を収める絵馬堂を公開する有料「特別拝観」と、光で演出された伝法院庭園の「夜間特別拝観」も行われます。特別拝観は各回定員100人、所要約1時間で料金5000円（税込）、夜間特別拝観は各回定員100人、所要約30分で料金3000円（税込）です。いずれも未就学児は無料で、障害者手帳所持者らを対象とした割引設定があります。
文化庁の文化財活用補助金事業として実施される本イベントは、観光客の多い浅草エリアで、伝統的な寺院空間とデジタル技術を組み合わせた観光コンテンツの受容度を探る試みと位置付けられます。今後の集客状況や評価次第では、他地域の文化財でも同様の演出が広がる可能性があります。
【イベント情報】
ASAKUSA CULTURE & LIGHTS 2025
会場：浅草寺（東京都台東区浅草2-3-1）
会期：2025年12月3日〜7日
公式サイト：https://www.asakusaculturelights.com/
source: PR TIMES