インド発の二輪ブランド・ロイヤルエンフィールドは、2025年12月7日にパシフィコ横浜で開催された「第33回ヨコハマ ホットロッド カスタムショー2025(HCS2025)」で、2台のカスタムバイク「VITA(ヴィタ)」と「Carolina Reaper(キャロライナ・リーパー)」を世界初公開しました。会場にはカスタムカー・バイクが一堂に会し、国内外のファンや業界関係者が集まりました。
「VITA」は、滋賀県拠点の「CUSTOM WORKS ZON」が製作。2025年春の大阪・東京・名古屋モーターサイクルショーで日本初公開されたフラッグシップ「CLASSIC 650」をベースとし、排気量648ccの並列2気筒エンジンを2基搭載するのが最大の特徴です。前側エンジンのミッションを取り外してコンパクト化し、左側のプライマリーチェーンで前後エンジンを連結。独自設計のハードテールフレームとガーダーフォーク、26インチの大径ホイールに加え、外装にマホガニー材とアルミ地肌を組み合わせることで、「モダン×クラシック」のデザインを強調しました。
「Carolina Reaper」は、東京拠点の「Cheetah Custom Cycles」によるフラットトラックスタイルのカスタムです。ベースは452cc水冷単気筒エンジンを積むプレミアムロードスター「GRR 450/Guerrilla 450」で、日本導入は未定です。メインフレームはそのままに新設計のリアフレームとアルミ板金の外装、クロモリ鋼管スイングアームを採用し、直押しタイプのリアサスペンションに変更。1970年代アメリカのフラットトラックレーサーと四輪レーサーの雰囲気を持つ「レトロ×モダン」「レーサー×カスタム」の融合を狙いました。同車はHCS2025翌日の12月8日、埼玉県川越市のオフロードビレッジで行われるイベント「HELL FUN」での走行も予定されています。
両モデルは、ロイヤルエンフィールドが世界展開する公式カスタムプログラム「CUSTOM WORLD」と日本人ビルダーとのコラボレーションから生まれたもので、日本市場が同ブランドのカスタムカルチャー戦略において存在感を増していることを示しています。今後は、イベント露出や走行デモを通じて、ミドルクラスバイクを軸にしたグローバルなカスタムコミュニティづくりがどこまで広がるかが焦点となります。
【ブランド・ディーラー情報】
ロイヤルエンフィールド公式サイト https://www.royalenfield.co.jp
全国の正規販売店一覧 https://www.royalenfield.co.jp/dealers/
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source: PR TIMES
