カスタマークラウド株式会社は、AIエージェントが複数アプリを自律的に連携させて成果物を生成する新概念「A2App2App（Agent to App to App）」を打ち出しました。人がアプリを切り替えながら業務フローを組む従来の自動化と異なり、ユーザーは自然言語で目的を指示するだけで、AIが必要なアプリを自動選択し、一連の作業を完了させる構造が特徴です。
A2App2Appは、同社の「AI Dreams Factory（AI生産工場）」の正式稼働とあわせて位置付けられた概念で、アプリの機能を標準化するMICRO層、AIエージェントが意図を読み取り連携フローを組むMESO層、ユーザーが成果物を承認するMACRO層の三層で構成されます。これにより、企画・生成・検証・共有といった工程をAIとアプリが「チーム」として進める新しいOS体験を目指します。
同社は、この構造によって作業工程の大幅な自動化や、業務アプリを組み合わせた高速生産ライン化、属人的オペレーションの削減など、企業の生産モデルが変わると見ています。一方で、A2App2Appはまだ概念段階であり、具体的な導入事例や標準仕様がどの程度産業界に受け入れられるかは今後の検証が必要です。渋谷を拠点とした「第2のビットバレー構想」と国際的なAIコミュニティとの連携を通じ、どこまで世界標準として認知を広げられるかが焦点となります。
【イベント情報】
Global Video Hackathon 2025
開催日：2025年12月3日（水）
会場：赤坂インターシティコンファレンス（AICC）
形式：セミナー＆ハッカソン＆懇親会（リアル開催）
参加申込：https://www.customercloud.co/global-video-hackathon-202512
source: PR TIMES