生成AIソリューションを手がけるアンドドット株式会社は、福岡県市町村職員研修所で「自治体DX推進のための生成AI活用ワークショップ」を実施し、福岡県内15市11町村の計26団体から41人の職員が参加しました。研修後アンケートでは参加者全員が内容を肯定的に評価し、満足度100%、難易度も90.2%が「ちょうどよい」と回答するなど、高い評価が示されました。
プログラムは、AI導入後に庁内活用が停滞する課題を踏まえ、同社独自の「AIスキルピラミッド」に基づき設計。ツール紹介にとどまらず、業務で明日から使える知識と事例を体系的に説明しました。ワークショップでは、周知文やメールなどの文章作成、災害マニュアルの要点整理、イベント企画案の作成など、業務効率化や住民サービス向上につながる具体的な活用案を参加者自身が洗い出しました。
一方、アンケートでは70.7%の職員が「庁内でAI活用が進まず、利用されない」と回答し、生成AIの導入後に組織全体へ浸透させ、実務に定着させることが自治体DXの最大の壁になっている現状も明らかになりました。参加者からは「生成AI活用が構造的に整理できた」「上司の否定的な見方があるが、積極活用すべきという確信を持てた」といった声が寄せられています。
アンドドットは、金融機関や自治体向けに複数の研修プログラムを展開しており、今回の結果を踏まえて、福岡県以外の自治体にもAXプロデュースの枠組みで生成AI活用ワークショップを広げる方針です。今後は、単発研修にとどまらず、継続的な人材育成や活用事例の共有を通じ、自治体DXにおけるAIの「導入」から「定着」への移行をどこまで後押しできるかが焦点となります。
【イベント情報】
福岡県市町村職員研修所
福岡県大野城市大字乙金8番地1号
【企業情報】
アンドドット株式会社
東京都渋谷区道玄坂1-16-6 二葉ビル(GUILD) 2F-O1
source: PR TIMES
