大分県別府市・鉄輪の温浴施設「ひょうたん温泉」を運営する株式会社ユーネットは、加水・加温・循環を一切行わない純度100%の温泉を表す新基準として、「源泉十割」(商標登録第5667160号)の商標登録を取得しました。創業100年を迎える老舗が、自社の源泉品質を「混じりっ気ゼロ」と一言で伝える指標として打ち出すものです。

背景には、現在広く用いられる「源泉掛け流し」という表示が、一定条件下では加水していても使用可能であるなど、消費者にとって分かりにくい実情があります。食品分野で「無添加」や「十割そば」といった表示が支持されるなど、本物志向・健康志向が強まる中、温泉にも成分をそのまま生かしたサービスを求める声が高まっています。

ひょうたん温泉の「源泉十割」は、源泉から湧き出た100℃近い湯を、竹製冷却装置「湯雨竹」によって自然冷却し、成分や香り、肌ざわりをそのまま保った状態で提供するのが特徴です。同施設は、観光ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で14年連続三つ星を獲得した実績があり(同社調べ)、今回の商標登録を「本物の温泉はどれかを、利用者が迷わず選べるようにするための決意」と位置づけています。

今後は、館内展示を通じた「源泉十割」の啓発や、この名称を冠した商品・体験プログラムの展開、メディアや研究機関との共同企画などを予定。業界全体の温泉表示の透明性向上に向けた一つの指標となるかが注目されます。

【施設情報】

ひょうたん温泉

大分県別府市鉄輪159-2

営業時間 9:00〜25:00(最終受付24:00)

特設ページ https://www.hyotan-onsen.com

source: PR TIMES

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