2027年春入社を目指す学生を対象とした就職ブランド調査で、業界別の人気企業が明らかになりました。金融では日本生命保険、IT・ソフトウェアではSky、自動車・機械・電気製品ではソニー、食品では味の素がそれぞれ1位となり、旅客(航空・鉄道)では全日本空輸(ANA)が1位、日本航空(JAL)が2位と航空各社の存在感が際立ちました。本調査は8,952人から計30,497票を集めています。

金融では、日本生命を筆頭に大和証券グループ、SMBC日興証券が続き、生命保険・証券・銀行が上位を占めました。マスコミでは博報堂が1位、ITではSky、NTTデータ、日立ソリューションズなどSIer系企業が上位に並び、安定した事業基盤と働き方への期待がうかがえます。自動車・機械・電気製品ではソニー、本田技研工業、トヨタ自動車がトップ3となり、グローバル展開や技術力の高さが支持要因とみられます。

ホテル・レジャー・旅行ではホテルニューオータニ、JTBグループ、オリエンタルランドが上位となり、コロナ禍後の観光需要回復を背景に人気が戻りつつあると推測されます。旅客(航空・鉄道)では、総合ランキングで前回60位から6位へ急上昇した航空関連企業が、業界別でもANA、JALを中心に高評価を得ました。回答者は大学3年生・大学院1年生が中心で、文系6,950人、理系2,002人と幅広い専攻から票が集まっています。

今後、インターンシップや選考が本格化する中で、賃金動向やリモートワーク制度、成長分野への投資状況など、新たな情報が学生の志望動機にどう影響するかが注目されます。業界間の人気の差や航空・エンタメなど対面サービス業の復権傾向が、2027年入社世代のキャリア観を映し出す指標としてしばらく注視されそうです。

【調査概要】

調査名:2027入社希望者対象 就職活動[早期]就職ブランドランキング調査

対象:2027年春入社希望の「ブンナビ」会員

期間:2025年4月1日~9月30日

有効回答数:8,952(総得票数30,497票)

source: PR TIMES

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