BS日テレの教養番組「冨永愛の伝統to未来～ニッポンの伝統文化を未来へ紡ぐ～」は、12月10日22時から放送回で石川県の伝統技法「金継ぎ」を特集します。今回は歌舞伎俳優・尾上菊五郎が出演し、自身が日常的に使っている欠けた茶碗を持ち込み、冨永愛とともに修復に挑みます。
金継ぎは、割れたり欠けたりした陶磁器を漆で接着し、その継ぎ目を金で装飾して新たな美しさを与える技法で、日本文化への関心の高まりとともに海外での人気も上昇しています。番組では、江戸時代には金継ぎを施した器の価値が「むしろ上がる」とされていた歴史的背景にも触れ、壊れたものを生かす日本独自の美意識を紹介します。
指導役を務めるのは、石川県・山中温泉で金継ぎを専業とする職人、八木茂樹さん。輪島漆芸技術研修所で2年間漆の基礎を学んだ後、地元の職人に弟子入りし、家業の漆塗りと連携しながら依頼主の思いを重視した修復を続けています。番組では、歌舞伎という伝統を背負う菊五郎が、金継ぎを通じて感じる「伝統を未来へつなぐ」というテーマも掘り下げます。
今後も同番組は、各地の伝統文化と継承の現状を取り上げ、後継者不足などの課題を視聴者と共有しながら、文化を次世代へどう受け渡すかを探るシリーズとして展開していくとみられます。
【番組情報】
冨永愛の伝統to未来～ニッポンの伝統文化を未来へ紡ぐ～
毎週水曜22:00放送／BS日テレ
【番組・SNS情報】
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source: PR TIMES