サイバーセキュリティ企業NordVPNは8日、macOSとWindows向けセキュリティ機能「脅威対策Pro™」に、新たな「メール保護」機能を追加すると明らかにしました。対応ブラウザでメールを開くと、受信トレイ内の全リンクをリアルタイムでスキャンし、フィッシングサイトやマルウェア配布サイトなどを検知した場合に、その場で警告を表示します。

メール保護は、既知の悪質サイトのデータベースと照合して判定します。危険と判断されたURLの横には赤いシールドアイコンが表示され、カーソルを合わせると「マルウェアの可能性」や「詐欺のリスク」といった短いメッセージで脅威の内容を説明します。さらにメール上部に常時表示されるバナーで、「詐欺」「マルウェア」など検出された脅威の種類を一覧で示し、ユーザーが誤ってクリックする前に注意喚起します。

同社は、メール保護が分析対象とするのはリンクのみで、本文のテキストやメールアカウント全体にはアクセスしないと強調しています。可能な限りスキャン処理は端末内で完結させ、外部へ送信するのはURLなど最小限のメタデータに限定するとしています。ユーザーは脅威対策Pro™の設定から、機能のオン/オフや一時停止をいつでも切り替えることができます。

フィッシングやマルウェアを含むメール攻撃は世界的に増加しており、一度のクリックで認証情報流出や不正インストールが起きるリスクがあります。NordVPNは、VPNに加えてメール保護など周辺機能を拡充することで、総合的なオンライン防御の提供を目指す構えです。

【サービス情報】

NordVPN公式サイト https://nordvpn.com/ja/

source: PR TIMES

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