神奈川県川崎市高津区久本で、自然共生型の新施設「MAZAKA(まざか)」が2026年4月末に開業予定で、飲食やショップ、オフィスなど計8区画のテナント募集が始まりました。場所は東急線溝の口駅から徒歩約5分の民有地で、敷地面積は2,361.52㎡、延床面積は675.20㎡、2階建て鉄筋コンクリート造です。

計画地は、利便性の高い市街地でありながら大樹と森が残る希少なエリアで、建物は「森の隙間に建築を植え込む」発想で配置されます。天井や床にあたる構造部分に、商業施設では珍しい「湾曲スラブ」と呼ばれる曲面コンクリートを採用し、光や風の流れを柔らかく変化させる設計です。蔦植物が壁を伝い、屋上ガーデンにもアクセスできる塔屋を備えた区画もあり、時間とともに建物と植物が一体の風景をつくることを目指しています。

テナント区画は、1階に飲食店向け3区画(各36.05㎡、一部一体利用可)、1〜2階のメゾネット型事務所・店舗4区画(92.02〜122.48㎡)、2階の飲食・事務所兼用区画1区画(78.75㎡)を用意。事業主は、代々守られてきた私有地を「街にひらき、次世代へつなぐ」モデルケースと位置づけ、単なる借り手ではなく、自然やクラフト、食、アートなどを通じて新しい文化を育てる「共鳴者」の参加を呼びかけています。12月15日には、出店希望者やメディア向けの内覧会も予定されており、今後、地域のランドスケープと連動したまちづくりの動向が注目されそうです。

【イベント情報】

内覧会・メディア向けプレビュー

場所:神奈川県川崎市高津区久本1丁目4-43「MAZAKA」計画地

日時:2025年12月15日(月)11:00~15:00

内容:建築ツアー、建築家による解説、企画プレゼンテーション

対象:テナント検討者、メディア、SNSクリエイター

source: PR TIMES

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