現代アーティストのメリエム・ベナニ氏が、マイアミビーチで行われた初の「Art Basel Awards Night」で、新設の「BOSS AWARD for Outstanding Achievement」を受賞しました。賞金総額は10万ドルで、そのうち5万ドルは受賞者が選ぶコミュニティや社会的プロジェクトへの寄付、残る5万ドルはBOSSと連携した新たな文化プロジェクトに充てられます。
同賞は、ドイツのファッション企業HUGO BOSSがパートナーを務めるアート・バーゼル・アワードの一部で、社会的な関連性が高く、未来のアートシーンに影響を与える作品を評価します。アーティストはメディアを問わず対象で、近年の独創的な作品と、アート界の外にまで広がる影響力が選考基準とされています。
モロッコ生まれでニューヨーク在住のベナニ氏は、映像、サウンド、アニメーション、彫刻、インスタレーションを組み合わせ、ユーモアやポップカルチャーと批評性を融合させた作品で知られます。HUGO BOSSは、バーゼルや上海の美術館と連携した賞を通じて約30年にわたりアート支援を継続しており、アート・バーゼル・アワードもその延長線上にあります。
2025年に創設されたアート・バーゼル・アワードは、9カテゴリで36人のメダリストを選び、さらに11人のGold Award受賞者を同業者の審査で決定する仕組みです。今後、BOSSとアート・バーゼルの協業は、ファッションとアートの境界を越えた国際的なコラボレーションや新しい支援モデルの拡大につながるとみられます。
source: PR TIMES
