家族向けFintechアプリ「ファミリーバンク」を運営するファミリーテック株式会社(東京・新宿区)は、オリックスグループで新規事業やスタートアップ投資を担ってきた松林明氏を顧問に迎え、事業戦略と資本政策の強化を進めると発表しました。松林氏はオリックス銀行でデジタル新規事業部の担当部長、オリックスキャピタルでスタートアップ投資チームのリーダーなどを歴任し、オンライン証券立ち上げやIPO支援の実績を持ちます。

同社が提供する「ファミリーバンク」は、家族の「お金管理」とメールやカレンダーなどの「情報管理」を一体で行えるスーパーアプリです。日本では共働き世帯が全世帯の7割超とされ、キャッシュレス決済比率も約40%に伸びるなど、家計の見える化ニーズが高まっています。こうした環境を背景に、同社は事業拡大と外部パートナーとの協業を加速する方針です。

松林氏は、上場企業幹部300人超とのネットワークを持ち、DX(デジタル変革)や新規事業開発、資本政策支援で多くの企業を成長させてきたとされています。ファミリーテックは、こうした知見を活用し、資金調達や大企業との共創、サービス拡充を段階的に進めるとみられます。一方で、家族向けFintech市場では他社アプリとの競争も激しく、ユーザー数や収益モデルの確立が今後の成長を左右すると考えられます。

同社は「家族の暮らしを、アップデートする。」を掲げ、多様な家族のライフスタイルに合ったサービス開発を続けるとしています。中長期的には、金融と生活情報を統合したインフラとしてどこまで普及できるかが焦点となりそうです。

【サービス情報】

家族向けFintechアプリ「ファミリーバンク」

家族の口座・カード・家計簿と、メール・カレンダーなど情報管理機能を統合したスマホアプリ

サービス詳細 https://familybank.life/

source: PR TIMES

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