韓国発インテリアEC「Ohouse(オーハウス)」が日本で実施したブラックフライデー施策で、取引額が本年3月の新生活プロモーション比約300%、購入者数は約1000%に達したことがわかりました。日本での本格展開から3年足らずで、ブラックフライデーとして過去最高の取引額を記録したかたちです。

同サービスを運営するBucketplace Japanは、成長要因として日本市場向けのローカライズを挙げています。2025年9月には渋谷で初のポップアップイベントを開催し、実際に家具や雑貨を体験できる場を設けたほか、2025年10月からは日本国内倉庫を活用した国内配送を開始。配送リードタイムの短縮により購入ハードルが下がり、コンバージョン(訪問から購入への転換率)が大きく改善したとみられます。

イベント期間中は、収納棚や小型ラックなどの「家具」、ラグやスリッパなどの「ファブリック」カテゴリが売上を牽引しました。Ohouseは韓国で3,000万ダウンロード、日本でも2022年ローンチ後に100万ダウンロードを突破し、国内向けECでは1万点超の商品を扱うとしています。

韓国インテリア人気と越境EC市場の拡大を背景に、日本での認知拡大と物流基盤の整備が進むことで、セール時の取引額は今後も増加する可能性があります。一方で、国内家具・雑貨ECとの競争激化や配送コストの上昇が課題となる見通しです。

【サービス情報】

Ohouseアプリ 日本版

ダウンロード数:日本で100万件以上

取扱商品数:1万点超

運営会社:株式会社Bucketplace Japan(設立2022年)

source: PR TIMES

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