宇宙スタートアップ支援プログラム「S-Booster 2025」が、2026年2月17日に東京都内で開催されます。2017年から内閣府事業として続いてきた同プログラムは、2025年度から一般社団法人SPACETIDEに正式継承され、ビジネスアイデアの表彰だけでなく、資金調達や事業提携につながる実践的な場へと機能を拡張します。イベント当日は、20社規模の宇宙スタートアップと、VCや金融機関、事業会社、政府機関など約200人の関係者が参加するビジネスマッチングが予定されています。
S-Boosterは内閣府主催で2017～2024年に年次開催され、日本の宇宙スタートアップ数を10社未満から110社超へ押し上げる一助となってきたとされています。新体制では、SPACETIDEが2021年から運営するアクセラレーションプログラム「AXELA」とも連携し、「AXELA 2025」に採択された国内4社が成果発表「DEMODAY」を実施します。AXELAはこれまで20社を支援し、その後の出資獲得や大企業との連携実績を積み上げており、今回の統合により、アイデア段階から成長フェーズまで一気通貫で支援する体制が整う形です。
日本の宇宙産業はグローバルな競争が激化する中で、「量」から市場インパクトを持つ事業の「質」へと評価軸が移行していると指摘されています。内閣府は引き続き民間の取り組みを後押しするとしており、新生S-Boosterが国内のみならずアジア太平洋地域を巻き込んだ宇宙ビジネスのコミュニティ形成とユニコーン創出につながるかが焦点です。
【イベント情報】S-Booster 2025
名称：S-Booster 2025
日時：2026年2月17日(火) 13:00-19:00
会場：東京都内（詳細はイベントサイトで後日公表）
主催：一般社団法人SPACETIDE
source: PR TIMES