電動モビリティブランドENNEが、600W定格出力と瞬間最大1500Wのモーターを搭載した特定小型原付「ENNE F750 spec4」の詳細スペックを公開しました。フルサスペンションとディスクブレーキを備え、航続距離は50〜70km、車体重量は29kg、最大荷重150kgとしています。速度モードは6km/hと20km/hの2段階です。
ENNE F750 spec4は、同社の登坂性能重視モデル「ENNE T600GR」を上回る坂道性能と段差安定性を目標に開発されたといい、20×4.0インチの極太タイヤと前後サスペンションで都市部と山地の両方に対応します。バッテリーは48V16Ahで、主にPanasonic製セルを採用しつつ、原料状況に応じてLGやSAMSUNGなど同等性能品も使用する方針です。フレーム素材はアルミ合金で、防水等級はIP54、保証はフレーム2年、バッテリーとモーター1年としています。
同社は、先行して発売したペダル発電機構付き特定小型原付「ENNE T600GR」や「T350Pro」で、急勾配でも減速しにくい走行性能と最大140kmの航続距離を訴求してきました。今回のF750 spec4はペダル発電には触れていないものの、600Wクラスのモーターと特定小型原付の法規制内で、よりオフロード寄りの乗り味を志向した構成とみられます。
F750 spec4の初期ロットはクリスマス期間中の特別価格で販売され、予定台数に達し次第受付を終了し、次回は2026年4月以降の通常販売になるとしています。今後はT600GRのパワーアップキット（600Wモーター＋高電流コントローラー、税別5万円）など既存製品との組み合わせ提案も含め、電動二輪市場での存在感をどこまで高められるかが焦点となります。
【商品情報】
ENNE公式ショップ
ENNE T600GR先行販売価格 192,000円（定価320,000円から40％オフ、数量限定）
ENNE T600GR パワーアップキット 50,000円
source: PR TIMES