鈴与株式会社は2025年12月1日、輸入業務の発注書管理を効率化するシステム「PO Navigator」の提供を開始しました。発注書(PO)と請求書(INVOICE)の照合作業や残数・進捗管理を自動化し、調達・物流・経理部門の業務負担を削減、紙書類を前提とした従来型運用からのDXを後押しします。
物流・貿易の現場では、いまだにExcelや紙での手作業が中心で、1件ずつPOとINVOICEを突き合わせる作業や、どの商品がどこまで届き、在庫がいくつ残っているかを把握する業務が複雑化していました。PO Navigatorは、受領したINVOICEや注文確認書(ORDER CONFIRMATION)の数量・単価をPOと自動照合し、計算や確認作業をシステム上で一元管理できる点が特徴です。
さらに、発注書ごと・品番ごとに進捗と在庫を一覧表示し、複数のINVOICEに分割された案件や洋上在庫、輸出地からの貨物状況までリアルタイムで「見える化」します。PDFやCSVなど多様なデータ形式に対応し、紙の削減と紛失リスクの低減、複数担当者による情報共有を通じて業務の属人化防止と標準化も見込みます。
同社は物流事業で培った知見を生かし、顧客企業だけでなく社会全体の物流・貿易プロセス最適化につながるデジタル商品の拡充を進める方針で、今後は機能強化や他システムとの連携拡大も視野に入るとみられます。
【サービス情報】
サービス名 PO Navigator
提供開始日 2025年12月1日
対象企業 輸入業務の発注書管理に課題を抱える企業(調達・物流・経理部門など)
source: PR TIMES
