株式会社カスクアンドフォレスト(東京都渋谷区)は、シングルカスクウイスキーシリーズ「THE NATIVE CASK(ザ・ネイティブ・カスク)」の初回ボトル2銘柄を、2025年12月8日13時から自社オンラインストアで数量限定販売します。ラインアップは「#1 新潟亀田蒸溜所」と「#2 新道蒸溜所」の2種類で、いずれもバーボンバレルのファーストフィル樽で熟成されたシングルモルトです。

同シリーズは、日本各地の蒸溜所が持つ「つくり手のこだわり」と、気候風土による熟成環境の違いを、単一の樽(シングルカスク)ごとに味わうことを狙いとしています。#1を手がけた新潟亀田蒸溜所は、印鑑販売会社から転身し2019年に創業したクラフト蒸溜所で、自家製麦や温度管理付き熟成庫を導入。ピート(燻した麦芽)を使った原酒が「ワールド・ウイスキー・アワード2023」で世界最高賞を受けた実績があります。

一方、福岡県朝倉市の新道蒸溜所は、日本酒蔵・篠崎が2020年代に立ち上げたウイスキー蒸溜所で、伝統技術に加え香り成分を科学的に設計するアプローチを採用しています。今回の#2はピーテッドモルトを使用し、焚き火のようなスモーキーさと梅や桜餅を想起させる香りが特徴とされます。両ボトルとも3〜4年熟成と若い原酒ながら、顧問のウイスキー評論家・土屋守氏は、「日本のクラフトの質の高さが感じられる」と評価しています。

2銘柄は、12月6~7日に都内で開かれた「ウイスキーフェスティバル2025」で先行お披露目され、来場者から好評を得たうえでの一般販売となりました。今後、同社は全国各地の蒸溜所と連携した追加カスクの展開が予想され、日本のクラフトウイスキー市場における「地域性(テロワール)」の表現がどこまで広がるかが注目されます。

【商品情報】

THE NATIVE CASK #1 新潟亀田蒸溜所

蒸溜年:2021年/ボトリング年:2025年/樽種:バーボンバレル(ファーストフィル)/麦芽:ノンピーテッドモルト

THE NATIVE CASK #2 新道蒸溜所

蒸溜年:2022年/ボトリング年:2025年/樽種:バーボンバレル(ファーストフィル)/麦芽:ピーテッドモルト

公式オンラインストア

https://online.cask-forest.com

source: PR TIMES

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