パブリックアフェアーズ専門ファームのマカイラ株式会社(東京都千代田区)が、国際PR賞「PRCA Platinum Awards 2025」でStrategic Communications Award(戦略的コミュニケーション賞)を受賞しました。同賞は世界最大級のPR・コミュニケーション団体PRCAが主催し、過去12カ月以内に主要アワードで受賞またはファイナリストとなった案件のみが対象とされる「受賞者の中の受賞者」を選ぶ国際賞です。

評価対象となったのは、日本での電動キックボードなどマイクロモビリティのルール形成と社会実装を支援したプロジェクトです。マカイラは業界団体「マイクロモビリティ推進協議会(MMPC)」の事務局として、規制官庁や自治体、他産業との合意形成を支援。1年半にわたる実証実験で走行距離363万km超の安全データを収集し、そのエビデンスに基づく政策提言により、2023年7月施行の改正道路交通法で新区分「特定小型原動機付自転車」の創設につなげました。

法改正後は、放置問題が深刻化したパリやシンガポールなど海外事例を踏まえ、日本独自の「私有地ポートモデル」を提案。自治体や不動産会社と連携し、特定エリアの私有地にポートを設けることで、無秩序な放置を抑えつつ利便性を確保する仕組みづくりを進めてきました。その結果、サービス展開エリアは24都道府県、ポート数は13,000カ所超、アプリダウンロード数は400万件を突破し、新たな都市インフラとして定着が進んでいます。

今回の受賞は、データにもとづく対話と制度設計を通じて、イノベーションと安全・秩序の両立を図った取り組みが国際的に評価された形です。今後は国内でのさらなる普及とともに、日本発のルール形成モデルが他国のモビリティ政策へ波及するかが注目されます。

【アワード情報】

PRCA Platinum Awards 2025 Winners

https://prca-uk.prezly.com/prca-platinum-awards-2025-winners-announced

【企業情報】

マカイラ株式会社 公式サイト

https://www.makairaworld.com/

source: PR TIMES

Share.