高級シャンパーニュブランドのヴーヴ・クリコは、日本で5回目となる「ボールド ウーマン アワード 2025」を11月27日に開催し、Bold Woman Awardに株式会社ビジョンケア代表取締役社長の髙橋政代さん、Bold Future AwardにASTRA FOOD PLAN株式会社代表取締役社長の加納千裕さんを選出しました。2025年のテーマは、女性リーダーの「Real Voice(リアルな声)」です。
同アワードは、既存産業に変化をもたらした女性リーダーと、将来性ある次世代リーダーを顕彰する国際プログラムで、評価軸は「大胆さ」「洞察」「継続性」「社会的インパクト」の4点。世界27カ国でこれまで450人以上の女性リーダーが表彰されており、日本ではMHD モエ ヘネシー ディアジオが運営しています。授賞式では、ヴーヴ・クリコ新社長トマ・ミュリエ氏が「Be Bold, Stay Bold, Lead Bold」と呼びかけ、女性の挑戦が次世代のロールモデルになると強調しました。
iPS細胞由来網膜細胞移植を世界で初めて実用化に導いた髙橋さんは、大学病院から理化学研究所、そして起業へと異分野に挑戦した経緯を語り、「ビジネスのフィールドでの受賞は大きな勲章」とコメント。食品ロス削減ビジネスを展開する加納さんは、過熱水蒸気技術とアップサイクル粉末「ぐるりこ®」による“かくれフードロス”解決への意欲を示し、「迷うなら一歩踏み出してほしい」と起業予備軍にメッセージを送りました。
授賞式後のパネルディスカッションでは、ヴーヴ・クリコの国際調査「インターナショナル ボールド バロメーター」のデータをもとに、女性は経済的成功より価値観・信念を起業動機にしやすい傾向が紹介されました。タレントのRIKACOさんやLVMHジャパンのノルベール・ルレ氏らが参加し、子育てと仕事の両立、新しいリーダーシップ像、ネットワークの重要性などを議論。共感力と対話を生かす「ポスト・ナポレオン型」リーダー像が、女性活躍の追い風になるとの見方も示されました。
ヴーヴ・クリコは今後、アワードを単発の賞からコミュニティづくりへ拡張し、「Bold Woman Dinner」「Bold Conversations」など対話型イベントを通じて、女性起業家の経験共有やネットワーキングを継続するとしています。日本でも、リアルな経験談を通じて起業への心理的ハードルを下げ、多様なロールモデルを可視化する取り組みが広がるかが注目されます。
source: PR TIMES
