若手ロードレースライダーの「れん君」が、クラウドファンディングでの資金調達成功を受け、2026年シーズンに日本国内のモータースポーツシリーズでチャンピオン獲得を目標に挑戦することが分かりました。支援者からの出資額や人数は非公表ですが、遠征費やマシン整備費など国内レース参戦に必要な費用の大部分を賄える見通しとしています。

れん君は2025年にモータースポーツの本場とされるヨーロッパでレース活動を経験し、日本との実力差やレース環境の違いを肌で感じたといいます。世界選手権など国際大会では、渡航費や参戦費として1戦ごとに数十万円〜百万円単位の費用が必要とされる中、今回は一度海外を経験したうえで、あらためて国内シリーズで実績を積み直す方針です。国内タイトルを獲得することが、世界選手権への再挑戦や、表彰台で日の丸掲揚と君が代斉唱を狙うための現実的なステップと位置づけています。

れん君を支える森溶接創作所は、今後もマシン製作や遠征のサポートを続けるとともに、次世代ライダーの育成にも取り組む考えを示しています。結果次第では、地方企業や地域コミュニティによるモータースポーツ支援の新たなモデルケースとなる可能性もあります。今後、国内シリーズでの成績とスポンサー拡大が、世界再挑戦のタイミングやカテゴリー選択を左右しそうです。

source: PR TIMES

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