島根県松江市を拠点とする株式会社サカタ、Tisch合同会社、しする株式会社の3社は、不動産会社向けクラウドサービス「とぶひ」の提供を開始しました。同サービスは、相続・資産相談の場で顧客が持参する課税明細書データと、土地オーナーの想いをAIで「カルテ」化して蓄積し、顧客生涯価値(LTV)の最大化や営業の仕組み化につなげる仕組みです。

とぶひは、不動産版の「健康診断」をコンセプトとし、課税明細書をAIで読み取り、土地情報と相談内容、オーナーのメッセージを一体で管理できます。これにより、不動産売買ニーズが顕在化する前の潜在顧客とも、定期的な診断レポートを通じて関係性を維持し、一括査定サイトへの依存や販促費の削減を図る狙いがあります。

蓄積された土地×顧客データは「自社専用の地図データベース」として活用でき、大型開発や地権者マッチング、リフォーム・建替え提案など将来の事業展開にも利用可能です。さらに、ベテラン担当者のノウハウをAIプロンプトとテンプレート化し、登録情報から自動レポートを生成することで、経験年数にかかわらず一定水準の提案を行える体制構築を支援します。

サービス名は、出雲国に由来する「烽(とぶひ)」にちなみ、土地オーナーの想いを次世代へつなぐ役割を込めたとされています。今後は、2025年12月10日から東京ビッグサイトで開催される「第6回 不動産テックEXPO【東京】」への出展を通じて、首都圏を含む他地域の不動産会社への訴求がどこまで進むかが注目されます。

【イベント情報】

第6回 不動産テックEXPO【東京】

会場 東京ビッグサイト 西展示棟1F ブース[23-11]

会期 2025年12月10日(水)~12日(金)

来場事前登録ページ https://www.japan-build.jp/tokyo/ja-jp/register.html?code=1530457412720163-DGY

source: PR TIMES

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