沖縄県国頭村の辺戸岬観光案内所で、5G通信とAIカメラを組み合わせた来館者の人流調査の実証試験が実施されます。期間は令和7年9月16日(火)から11月28日(金)までの約2か月半で、館内1階入口2カ所と2階展望テラス1カ所にAIカメラを設置し、来館者数や時間帯別の傾向などを継続的に計測します。
この取り組みは、国頭村の観光拠点である辺戸岬観光案内所の実際の利用状況を把握し、混雑しやすい時間帯や季節変動を客観的な数値として蓄積することが狙いです。高速大容量の5G回線はソフトバンクが提供し、映像から人物の流れを匿名で解析するAIカメラには、TARAのサービス「メバル」が用いられます。「メバル」は個人を特定せずに人数や動線をカウントできることが特長で、プライバシーへの配慮とデータ活用を両立させる技術です。
実証で得られたデータは、職員の配置計画、観光案内コンテンツの改善、将来的な設備投資の判断材料などに活用される見通しですが、具体的な活用方法や数値目標は今後検討されます。事業を担うジャパンインテグレーション株式会社は、今回の結果を踏まえ、国頭村をはじめとする地方自治体の観光・防災・交通分野でのDX(デジタル変革)支援に応用できるかを検証するとしており、他地域への横展開が進むかが注目されます。
【関連情報:サービス概要】
AIカメラサービス「メバル」
提供:株式会社TARA
内容:来訪者数・滞在時間・動線などを匿名で解析する人流分析サービス
公式サイト:https://www.tara.co.jp/mebaru/
【関連情報:実証場所】
辺戸岬観光案内所
沖縄県国頭郡国頭村辺戸973-5
source: PR TIMES
