メディカル系メーカーのMedicTec合同会社(本社・東京)が、心疾患リスクを抱える高齢者向けスマートウォッチ「AI Watch 2Pro」を2026年1月1日に発売します。価格は税抜3万円で、自社ECサイトと全国の契約ショップで販売します。高精度ECG(心電図)センサーを搭載し、AIが心拍データを解析して異常の可能性を通知するのが特徴です。
AI Watch 2Proは、特許申請中の「家族見守り」機能を備え、離れて暮らす家族の心拍や活動状況をスマートフォンアプリ「MedicTec」から確認できます。対応OSはiOS14以上とAndroid10以上。1回の充電で最大20日以上連続使用できるとし、従来モデルからバッテリー性能とディスプレイ視認性を大幅に向上させました。サイズは47×52.8×11.8mm、シリコンバンドを採用し長時間装着しやすくしています。
日本では心不全患者が約120万人とされ、2030年には130万人に増加すると予測されています。この背景から、同社はウェアラブル技術で心房細動を検出する研究を継続しており、医師が印刷したグラフで計測データを確認できる仕組みも整えました。高齢者の見守りだけでなく、忙しいビジネスパーソンやフィットネス利用も想定しています。
同社は既存の「Catcher1」など軽量モデルの開発実績があり、「日常の小さな体調変化を早期に捉えることで、将来的な医療費抑制にもつなげたい」としています。今後は、蓄積データを活用した予防医療や、医療機関との連携強化がどこまで進むかが焦点となりそうです。
【商品情報】
商品名 AI Watch 2Pro
発売日 2026年1月1日
価格 30000円(税抜)
公式サイト https://medictec.tokyo/products/
source: PR TIMES
