島根県立大学浜田キャンパスで、物価高騰の影響を受ける学生を支える食糧配布支援プロジェクト「県大浜田フードDAY」が、2025年12月9日(火)と10日(水)の2日間、各日90人分・計180人分の食料を配布する形で実施されます。時間はいずれも12時10分から13時までで、会場は同キャンパス内のカフェテリアです。

主体となるのは学生組織の学友会執行委員会で、島根県立大大学院修了生と教員からの寄附金を活用し、在学生を対象に無料で食料品を配ります。配布セットには支援者名を記した目録とアンケート、小国地区「田んぼオーナー制」のチラシが同封され、取り組みへの理解を深める仕組みも設けられています。

特徴的なのは、配布するお米を浜田市金城町小国地区の「田んぼオーナー制」から調達している点です。田んぼオーナー制とは、市民や団体が費用を出して田んぼの一部の「オーナー」となり、農家と協力して米づくりを支える仕組みで、農地の維持と地域振興に役立つとされています。今回の企画は、学生の生活支援と同時に地域農業の継続にも貢献する形となります。

今後、物価高が長期化する可能性がある中で、大学と地域、卒業生が連携したこのような支援モデルが、他地域の高等教育機関にも広がるかどうかが注目されます。

【イベント情報】

島根県立大学 浜田キャンパス カフェテリア

島根県浜田市野原町2433-2

開催日:2025年12月9日(火)・10日(水) 12:10~13:00

対象:島根県立大学の学生

source: PR TIMES

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