一般社団法人スタートアップスタジオ協会(東京都千代田区)は、東京都のスタートアップ支援事業「多様な主体によるスタートアップ支援展開事業(TOKYO SUTEAM)」に採択された新プロジェクト「FIRST-HAND Local」を全国で本格始動し、企業・自治体・個人を対象にしたパートナー募集と課題投稿サイトでの受付を2025年度から本格化すると発表しました。

FIRST-HAND Localは、日本各地に埋もれた人口減少や空き家、交通、教育、観光、福祉などの地域課題を「現場からの一次情報」として収集し、体系的に整理することで、スタートアップや研究者の事業化・社会実装につなげる取り組みです。行政や商工会、NPO、地元企業、学校などへのヒアリングを通じて課題の背景や影響を深掘りし、テーマや要因、対象、地域性などの切り口で「地域課題データベース」を構築します。

同協会は、情報周知に協力する「コミュニティパートナー」、生活者目線で身近な困りごとを投稿する「課題発掘パートナー」、地域ネットワークを生かす「自治体パートナー」の3区分で全国から参画を募ります。プロジェクト特設サイトでは課題投稿フォームを公開し、寄せられた内容を事務局がヒアリング・編集して順次公開する方針です。

2025年度はオンライン公募に加え、事務局メンバーが全国を訪問して現場ヒアリングや共創イベントを実施し、自治体や産業団体との連携を拡大する計画です。協会は、こうした取り組みにより、地域のリアルな課題と起業家をつなぐ全国規模のデータ基盤が整えば、実証実験や新規事業の創出が加速すると見込んでいます。

【プロジェクト情報】

FIRST-HAND Local 特設サイト https://first-hand-local.com/

コミュニティパートナー募集 https://first-hand-local.com/community-partner

課題発掘パートナー募集   https://first-hand-local.com/personal-partner

自治体パートナー募集    https://first-hand-local.com/local-government-partner

スタートアップスタジオ協会 https://startup-studio.jp/

source: PR TIMES

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