AI DXソリューションを手がけるGenX株式会社(東京都渋谷区)は、タイムカードの転記入力から給与計算までを自動化するクラウドサービス「タイムカードAIエージェント」を公開しました。給与計算BPO向けに開発された本サービスは、高精度OCRとAI学習により、企業ごとに異なるタイムカード形式や記載ルールを理解し、勤怠データを自動抽出・自動計算します。2025年12月9日〜2026年1月30日の期間で、先着10社限定の無料トライアルを実施します。

給与計算アウトソーシングの現場では、顧客ごとに異なる勤務区分や残業記載ルールの解読と手入力に大きなコストが掛かってきました。従来のOCRは文字をそのまま読み取るだけで、休憩時間の丸め処理や深夜手当などの個別ルールを反映した計算は困難でした。「タイムカードAIエージェント」は、和暦を西暦に自動変換し、横転した日付数字や欄をまたぐメモも認識したうえで、拘束時間・休憩・実働・各種残業時間を自動算出し、日別の基本給や残業手当まで計算します。

基盤技術には、項目ごとに自然言語の指令文を設定できる独自技術「インテリジェント・リード(特許出願中)」を採用し、帳票の「読み替え」作業をAIが再現します。セキュリティ面では、入力データをAIモデル学習に利用しない設計とし、SaaS提供に加えてプライベートクラウドやAPI連携にも対応します。GenXは、入力工数削減とミス防止を通じて、給与計算BPO事業者がコア業務に人材を振り向けられる環境づくりを目指すとしており、今後は公共機関や大企業での導入拡大が焦点となります。

【サービス情報】

タイムカードAIエージェント

無料トライアル期間:2025年12月9日〜2026年1月30日

対象:給与計算BPO事業者・勤怠データ入力に課題を持つ企業

申込:GenX公式サイト内専用フォーム

source: PR TIMES

Share.