福岡県嘉穂郡のアパレルメーカー・株式会社ワーキングハセガワが手がけるサステナブル医療ウェアブランド「sukui(スクイ)」が、国際的なデザイン・環境賞である「Green Product Award 2026」でファイナリストに選出されました。2026年は45カ国から1,000件超の応募があり、その中から専門家審査を通過した一部のみがファイナリストとして選ばれています。

sukuiは、成長が早く農薬使用量が少ないとされるヘンプ(麻)を採用した医療ウェアで、製造から廃棄までのCO₂排出よりも吸収量が上回る「カーボンネガティブ」を目指す点が特徴です。さらに、製品ごとにブロックチェーン技術を使ったデジタルプロダクトパスポート(DPP)を付与し、CO₂排出・吸収量や原材料の由来などのトレーサビリティ(追跡可能性)情報を可視化。医療従事者が環境負荷の少ないウェアを選びやすくする仕組みづくりに取り組んでいます。

Green Product Awardは2013年に創設され、デザイン性、革新性、サステナビリティの3点から製品・サービスを評価する国際アワードです。今回のファイナリスト選出に合わせ、観客賞にあたる「Audience Award」に向けた一般投票が現地時間2025年12月8日に開始されました。投票は2026年1月16日まで受け付けており、専用ページから「VOTE NOW」をクリックするだけで1人1票投じることができます。例年、世界中から5万票以上が集まり、人気の高いプロジェクトが選ばれています。

ワーキングハセガワは、1978年創業以来の業務用ウェア製造のノウハウを生かし、サーキュラーエコノミー(資源を循環させる経済)を基盤としたものづくりを強化。sukuiはすでに2025年度グッドデザイン賞も受賞しており、同社は国際賞での評価をてこに、今後も国内外の企業連携を進めながら、医療分野における環境配慮型ウェアの普及と基準づくりに貢献していくとみられます。

【投票情報】

投票対象:sukui(Green Product Award 2026 ファイナリスト)

投票期間:2025年12月8日〜2026年1月16日

投票ページ:https://www.gp-award.com/en/products/sukui

source: PR TIMES

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