秋田県と株式会社トラストバンクは12月9日、県民の健康寿命延伸と医療機関の勤務環境改善を目的に、「あきたの健康と医療を守るプロジェクト」に関する連携協定を締結しました。個人版ふるさと納税、ガバメントクラウドファンディング®、企業版ふるさと納税という3つの仕組みを一体的に活用する取り組みは全国で初の試みです。
秋田県では、がん死亡率が28年連続全国ワーストという厚生労働省統計があるほか、メタボリックシンドロームや肥満傾向児童の多さ、食塩摂取量の多さなど、健康指標の改善が急務とされています。さらに、人口減少と高齢化により医療ニーズが変化する中で、医師や看護師の不足など医療提供体制の維持が大きな課題となっており、今回の協定はこうした構造的課題に対応する狙いがあります。
12月15日からは、個人版ふるさと納税の返礼品として、「がん検診コース」「脳ドックBコース」「頭部MRI・MRA/頸部MRA健診コース」の寄付受付をふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」で開始します。県外在住の子世代が県内の親世代に検診を贈る「親孝行検診」を打ち出し、予防医療の普及を図ります。2025年12月中にはガバメントクラウドファンディング®、2026年4月以降には企業版ふるさと納税の受付開始も予定されており、多様な寄付を医療分野の財源として継続的に確保していく計画です。
今後は、秋田県医師会や秋田大学などと連携し、寄付の使途や事業成果を寄付者へ定期的に報告することで、県内外の「秋田の応援団」を広げ、モデルケースとなる持続可能な地域医療の仕組みづくりにつなげられるかが焦点となります。
【寄付返礼品情報】
がん検診コース(人間ドック+腫瘍マーカー2種、胸部CT、PET検診)
脳ドックBコース(当日医師の結果説明付き)
頭部MRI・MRA/頸部MRA健診コース(内科的検査なし)
各コース寄付受付開始日:2025年12月15日
source: PR TIMES
