売れるネット広告社グループの連結子会社SOBAプロジェクトは9日、AI技術を主軸にした新組織「AI駆動開発チーム」を社内に立ち上げました。自律型コーディングエージェントなどの生成AIを全面活用し、開発速度を従来比で数倍に高めつつ、少人数体制によるコスト削減も図る方針です。2026年7月期の連結業績へのプラス寄与を見込んでいます。
新チームは、AIを活用してコード自動生成、リファクタリング（構造改善）、デバッグなどの反復作業を高速処理し、エンジニアを設計や要件定義といった上流工程に集中させる体制を構築します。併せて、案件ごとにAIツールをチューニングする専門人材を配置し、精度と処理速度の最適化を進めます。
さらに、コードレビューやテスト自動化などのプロセス全体をAI主導で見直すことで、開発サイクルの短縮と人件費の圧縮を同時に実現するねらいです。グループ全体へのAIリテラシー教育や、AI開発に特化した人材の育成・採用も強化し、AIを前提とした開発組織への転換を進めます。
今後は、自社サービスの開発スピード向上や受託開発の低価格・短納期化に加え、AIを組み込んだ新サービスや新プロダクトの創出を加速させる計画です。グループが掲げる「AI・D2C・越境」を柱とする成長戦略の中で、AI駆動開発チームが中核的な役割を担えるかが焦点となります。
source: PR TIMES