賃貸住宅の入居者対応で優れた取り組みを行った担当者を表彰する「TEAM RESQ AWARDS 2025」が、2025年11月25日に大阪市で開かれ、滋賀県野洲市の株式会社大生産業・宮田美穂氏が全国11社45人の中からグランプリに選ばれました。宮田氏は、騒音トラブルや放置自転車といった感情的対立を生みやすい問題に対し、丁寧な対話と段階的な対応手順を整理し、誰でも再現できるノウハウとしてまとめた点が評価されました。

大会は、愛媛県松山市の不動産会社・日本エイジェントが展開する入居者対応支援サービス「レスQセンターネットワーク」の全国大会で、今年で8回目。加盟11社がそれぞれの成功事例をプレゼンし、審査員と参加者の投票で「入居者対応の日本一」を決定しました。宮田氏は一連の対応の一部に生成AIも活用し、現場のアナログ業務と最新テクノロジーを組み合わせて効率化を図った事例としても紹介されました。

翌日は大阪の加盟店・株式会社アドミニの現地視察と「レスQ会議」を実施し、カスタマーハラスメントやGoogleクチコミへの対応など、現場で共通する課題を議論しました。参加者からは「他社の工夫をすぐ自社に生かせる」といった声が寄せられ、暗黙知になりがちなノウハウの共有が進んだとしています。ネットワークでは、成功事例や業務報告を共有できる「RESQ MEMBERSアプリ」も本格展開予定で、生成AIによるサポート機能の搭載も計画されています。今後は、こうした仕組みを通じて入居者対応の標準化とDX(デジタルトランスフォーメーション)を進め、業界全体のサービス水準向上につなげられるかが注目されます。

【サービス情報】

レスQセンターネットワーク公式サイト

https://resqcenter.com/

source: PR TIMES

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