建設大手の鴻池組と日本コンピュータシステム(NCS)は、ダンプカーの運行データを一元管理するシステム「DUMPLUS(ダンプラス)」を共同開発しました。2025年12月から社内現場で本格運用を始めており、2026年には外部販売を予定しています。稼働率や走行速度、待機時間などをリアルタイムに把握し、生産性向上と管理負担の軽減を図る狙いです。

開発の背景には、「ダンプカー運行状況をリアルタイムにデータで把握したい」という建設現場のニーズがあります。DUMPLUSは、運搬物の管理情報に加え、車両の位置情報や走行履歴を集約し、土運搬計画の立案や進捗の予実管理を支援します。特に、AIが天候や現場特性といった外部データも加味して最適な運搬計画を自動提案することで、経験の浅い管理者でも効率的な車両配置が可能になる点が特徴です。

また、走行ルートや速度超過箇所を地図上に表示し、安全面やコンプライアンスの確認もしやすくします。これにより、土運搬作業と関連する検査業務の効率化、資産であるダンプカーの稼働率向上が期待されています。鴻池組は2025年12月から現場データを蓄積しながら機能改善を進めており、その成果を踏まえて2026年から他社にも提供し、建設業界全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)と生産性向上への貢献を目指すとしています。

【商品・サービス情報】

ダンプカーデータマネジメントシステム「DUMPLUS」

外部販売開始予定:2026年

詳細情報:https://www.konoike.co.jp/news/2025/202512093492.html

source: PR TIMES

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