Web3開発組織のKomlock labは9日、シーエーシー(CAC)、TECHFUNDと共同で、円建てステーブルコイン「JPYC」を活用したアイデアソン「Stablecoin(JPYC) Innovation Challenge 2025」を開始しました。開催期間は2025年12月9日から2026年1月23日までで、賞金総額は60万円以上、協賛企業の追加により増額中としています。参加費は無料で、個人・法人を問わずエンジニアやビジネスパーソン、学生が対象です。

本企画は、2023年の改正資金決済法施行を受けた国内のステーブルコイン制度整備や、日本初の円建てステーブルコインJPYCの2025年10月発行開始といった動きを背景に、ブロックチェーンを実験段階から実ビジネスに進める狙いがあります。テーマはEC、不動産、物流、経理など既存産業の「不便」を解消する社会実装型ソリューションで、技術の新しさだけでなく、実現可能性や社会的インパクトを重視して審査します。

審査はブロックチェーン開発に強みを持つKomlock lab、約60年の歴史を持つ独立系SIerのCAC、Web3セキュリティ監査実績を持つTECHFUNDの3社が担い、グランプリや企業単位のBest Corporate Team Award、スポンサー賞を設けます。JPYC発行元のJPYC株式会社代表取締役・岡部典孝氏らが審査員として参加予定です。12月中にはステーブルコインの基礎や事例を学べるワークショップも複数回行い、参加者のアイデア創出を支援します。

ステーブルコインは価格が安定する暗号資産で、送金や決済の効率化が期待されています。イベントを通じて、決済インフラや企業間取引などでの実用ケースがどこまで具体化するかが焦点となり、優秀案の事業化や企業との提携に発展する可能性もあります。

【イベント情報】

イベント名 Stablecoin(JPYC) Innovation Challenge 2025

開催期間 2025年12月9日〜2026年1月23日

募集期間 2025年12月9日〜2026年1月7日17:59

形式 2026年1月23日に都内会場でハイブリッド最終ピッチ予定

公式サイト https://luma.com/pzd68rs8

source: PR TIMES

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