サイバーセキュリティ事業を手がける株式会社アシュアード(東京都渋谷区)は9日、日本の国産セキュリティ産業の競争力強化を目的とする「日本サイバーセキュリティ産業振興コミュニティ(NCPC)」に参画しました。NCPCは同日設立され、日本企業のセキュリティ製品・サービスの技術力向上と、日本全体のサイバー防衛力の底上げを掲げています。
NCPCは、日本のセキュリティ企業や関連組織が連携し、サービスのマッピング(全体像の整理)やスコアリング、セキュア設定ガイドの共有、官民合同の勉強会、政策提言などを行う枠組みです。経済産業省が2025年3月に公表した「サイバーセキュリティ産業振興戦略」や、同年6月に閣議決定された「統合イノベーション戦略2025」で指摘された「デジタル貿易赤字の拡大」「国外製品依存」といった課題への対策としても位置付けられています。
アシュアードは、ITシステムの脆弱性を自動検知・管理するクラウドサービス「yamory」と、クラウドサービスや取引先企業のセキュリティを評価するプラットフォーム「Assured」を提供しており、NCPC内のマーケティング、ソリューション、ロビーイング、コラボレーションの各分科会で、知見やサービスを活用するとみられます。
今後は、国産製品の海外展開や、能動的サイバー防御関連法制との連動がどこまで具体化するかが焦点となります。企業側の取り組みと政策の連携が進めば、日本発のセキュリティ技術が国内の防御力向上だけでなく、国際市場での存在感強化につながる可能性があります。
【サービス情報】
株式会社アシュアード 公式サイト https://assured.inc
脆弱性管理クラウド「yamory」 https://yamory.io/
セキュリティ信用評価プラットフォーム「Assured」 https://assured.jp/
source: PR TIMES
