和歌山県は2025年11月14日、総合情報誌「和-nagomi-」58号をA4判24ページ・フルカラーで8,500部発行し、「和歌山の発酵食」を特集として公開しました。年3回発行している冊子で、県内外のメディア関係者やオピニオンリーダーに向けて、人・文化・自然・食・産業などの情報を届けることを目的としています。

今号では、和歌山発祥とされる金山寺味噌を軸に、醤油や酢など多彩な発酵食品の歴史と現在を紹介します。醤油発祥の地・湯浅町で江戸時代の構造法を今も守る「角長」や、熊野山系の伏流水を使い古式醸造を続ける「丸正酢醸造元」など、現場で伝統製法を受け継ぐ事業者の取り組みを具体的に取り上げています。発酵文化が根付いた背景として、清らかな水や流通に適した立地といった自然条件も分かりやすく解説しています。

誌面ではこのほか、知事と専門家による対談、熊野古道「紀伊路」有田エリアの旅企画、有田みかんや「くだもの和紙」を通じた地域産品の紹介、高校生による商品開発プロジェクトなど、地域の新たな動きも掲載されています。全ページは県のホームページで閲覧可能で、県広報課は「和-nagomi」をきっかけにした取材や情報発信の活性化を見込んでいます。今後も継続発行を通じ、発酵食を含む和歌山の魅力を長期的に蓄積・発信するかたちがどこまで全国メディアに浸透するかが注目されます。

【媒体・WEB情報】

和歌山県総合情報誌「和-nagomi-」発行回数:年3回

WEB版第58号:https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/000200/nagomi/w58/index.html

PDF版第58号:https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/000200/nagomi/p58/index.html

バックナンバー:https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/000200/nagomi/index.html

問い合わせ:和歌山県広報課 073-441-2032

source: PR TIMES

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