NOT A HOTEL DAO株式会社は9日、同社が発行する暗号資産「NOT A HOTEL COIN(NAC)」について、暗号資産取引サービス「Coincheck」での新規取扱いをコインチェック株式会社と共同で検討開始したと明らかにしました。NACは既に発行済みの銘柄であり、今回の協議はIEO(取引所を通じた新規発行)ではなく、追加発行を伴わない上場検討と位置づけられます。
両社は、コインチェックが持つ国内有数の顧客基盤を活用し、NACの流動性向上と利用シーンの拡大を目指します。具体的には、毎月一定額を自動購入する「積立」により、利用者が無理なくNACを貯めてNOT A HOTELの宿泊権獲得を目指せる仕組みや、NACを預けることで宿泊権や追加のNACが付与されるサービス案が挙げられています。
さらに、NACを保有または決済手段として利用することで、全国のNOT A HOTELいずれかの宿泊権を得られる仕組み、滞在時の食事やオプション、物件管理費、コミュニティイベント参加費などをNACで支払える環境の検討も進めます。これにより、暗号資産とリアルワールドアセット(現実の不動産資産)を結びつけた新しい宿泊・別荘利用体験の創出を狙います。
一方で、コインチェック側の審査や両社の判断によっては、最終的にNACが「Coincheck」で取扱われない可能性も明示されています。今後は、規制や投資家保護の要件を踏まえつつ、Web3技術を活用した「みんなで保有し、みんなで利用する」別荘・ホテル利用モデルが、どこまで一般層に広がるかが焦点となりそうです。
【サービス情報】
NOT A HOTEL DAO 公式サイト https://dao.notahotel.com/
NOT A HOTEL 公式サイト https://notahotel.com/
コインチェック 企業サイト https://corporate.coincheck.com/
source: PR TIMES
