北海道帯広市の株式会社そらは、札幌市の株式会社フィールドタイムの株式70%を取得し、資本業務提携を行いました。取得割合は発行済株式の過半を超える70%で、フィールドタイムはそらグループ傘下となり、野球分野の専門性を中核に据えたスポーツ振興と地域活性化を十勝から全国へ広げる方針です。
フィールドタイムは2025年10月設立の新興企業で、「育てる」と「続ける」を両立する野球の仕組みづくりを掲げ、プロ野球選手によるトークイベントや少年野球の育成事業、指導者のキャリア支援など、現場密着型の事業を展開してきました。一方、そらは2020年創業で、観光施設運営や食、不動産、スポーツ振興などを通じた地域事業を十勝で多角展開し、地方にお金と人材を呼び込むモデル構築を進めています。
両社は、野球関係者と十勝の企業をつなぐ採用マッチングで、選手や指導者が競技を続けながら働ける雇用環境を整備し、十勝への人材流入を図ります。また、今後計画される「十勝ボールパーク構想(仮称)」にフィールドタイムの現場知見を反映し、選手や子どもが使いやすい動線設計など施設計画に生かします。さらに、そらの金融・投資ノウハウを活用し、スポーツと資金が無理なく循環する事業モデルの確立も目指します。
今後は、野球以外のスポーツへの展開や、地方都市での同様のモデル普及がどこまで進むかが焦点となり、十勝発の取り組みが全国の地域スポーツ振興の一つの試金石になるとみられます。
【企業情報】
株式会社そら
所在地 北海道帯広市西2条南8丁目14番地3
株式会社フィールドタイム
所在地 北海道札幌市西区西野2条2丁目5番7号 ロイヤル三王ビル5階
source: PR TIMES
