ショート動画プラットフォームTikTokは、「TikTok Year in Music 2025」を通じて今年最も人気を集めた音楽コンテンツを公表しました。年間グローバルアーティストにはフォロワー1,500万のガールズグループ・KATSEYEが選出され、日本の年間楽曲「TOP SONG JAPAN 2025」には超ときめき♡宣伝部の「超最強」が決まりました。「超最強」を使用した投稿の総再生回数は2025年11月時点で25億回を突破しています。
KATSEYEは2023年結成からわずか2年で、2025年だけで楽曲総再生回数300億回超、楽曲使用投稿1,200万件を記録。「Gnarly」は投稿数240万件、総再生回数135億回に達し、Billboard Hot 100入りを果たしました。「Gabriela」も投稿数280万件、再生99億回を集め、Spotify Global Top 50で7位となるなど、TikTok発のトレンドが世界的ヒットに直結した形です。
グローバル年間楽曲には、1962年発表のConnie Francis「Pretty Little Baby」が選ばれました。TikTokでの楽曲使用は2,840万回超、関連投稿の総再生回数は686億回に到達し、Billboard Global 200に5週間ランクインするなど“往年の名曲リバイバル”を象徴する事例になりました。一方、国内では「スマホのカメラロールなんて」の振付が話題となった「超最強」が、日本のユーザーにとって令和の「推し活ソング」として浸透しています。
「音楽アプリに追加」機能では、最も保存されたアーティストがTaylor Swift、楽曲がsombr「back to friends」(TikTok動画770万件・総再生217億回)、アルバムがTate McRae「So Close To What」となりました。また、Doechii「Anxiety」が年間トレンド楽曲、ソングライターにはK-POP作品にも関わるEJAEが選ばれ、TikTokが新旧・国境を超えた音楽発見の場として機能している実態が数字で示されています。
今後は、TikTok上での再生回数や「保存」数が、BillboardやSpotifyのチャート、さらにはグラミー賞ノミネートにまで影響を与える流れが一段と強まりそうです。アーティストやレーベルにとっては、短尺動画を前提とした楽曲設計や振付の開発など、TikTokを起点としたグローバル戦略の重要性が一層高まるとみられます。
source: PR TIMES
