男性更年期をテーマにした「第3回国際男性デーイベント」が2025年11月16日に東京・水道橋で開かれ、参加者アンケート(回答27人)でイベント全体の満足度100%、次回参加意向96%という結果が明らかになりました。会場参加チケットは完売し、50代・60代男性を中心に満席となりました。

イベントはメンズヘルス専門看護師として活動する「看護師マッキー」氏が主催し、男性更年期障害を当事者だけでなくパートナーと共に理解することを目的に実施されました。男性更年期は男性ホルモン(テストステロン)の低下により、疲れや眠れない、気分の落ち込みなどが生じる状態を指します。2025年6月には、日本全体の経済損失が年間1.2兆円と試算される一方で、医療機関の受診率は0.3%にとどまるなど、見過ごされがちな社会課題になっています。

アンケートでは「非常に満足」が24人(88.9%)、「満足」が3人(11.1%)でした。プログラム別では、第1部の医師による脳神経外科とテストステロンの解説、第2部の看護師マッキー氏の講演、第3部のタレント熊田曜子氏らによるトークセッション、会場限定の握力測定など健康チェック体験の全てで高評価でした。参加者の約3分の2が50〜60代、参加形態は約74%が「一人で」と回答し、一人でも参加しやすい場となったことがうかがえます。認知経路は「看護師マッキーのYouTube」が17件と最多でした。

今後扱ってほしいテーマとしては「男性のメンタルヘルス」が22件、「夫婦・パートナーのコミュニケーション」が10件寄せられ、身体だけでなく心の健康や家族関係への関心の高さが示されました。男性更年期に関する啓発は、本人だけでなくパートナーや職場を含めた支え方が問われており、主催者は今後も参加者ニーズに沿った企画の継続が求められそうです。

【イベント情報】

第3回国際男性デーイベント「パートナーと一緒に~男性更年期を乗り越えよう~」

開催日:2025年11月16日(日)

会場:水道橋(東京都)

source: PR TIMES

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