25〜59歳の既婚有職者500人を対象にしたインターネット調査で、年末年始の振り返りや誓いを「行動や習慣の変化につなげられた」と答えた人は16.8%にとどまり、そのうち「大きく変わった」といえる“振り返り上手”は約3%だったことが分かりました。一方で約86%は、日常生活が始まると誓いを思い出すことすらなくなっている実態も浮かび上がりました。

調査では、年始の誓いを「常に意識して行動した」人は4.8%、「週に数回は思い出した」人を含めても14%にとどまり、残りの8割超は忘却していることが判明しました。また、直近でキャリア上の「壁」を乗り越えた人は約3割存在し、その試行錯誤期間は1カ月〜半年、平均すると3カ月前後かかっていると回答。価値観の更新や行動変容には、年末年始の1週間程度では時間が足りず、日常の中で定期的に内省する仕組みづくりが必要である可能性が示唆されました。

調査主体は、認知科学をベースにしたキャリア・組織コーチング事業を展開する企業で、「反省しっぱなし」「誓いっぱなし」が多数派である一方、正しい振り返りと目標設定を継続できれば「100人に3人」の希少な人材になり得ると分析しています。今後は、コーチングなど外部の支援も含め、内省習慣を日常に組み込むサービスやツールの需要が高まるとみられます。

【調査概要】

「一年の振り返り」の振り返り調査/25〜59歳の有職既婚男女500人/2025年11月18日実施/インターネット調査

source: PR TIMES

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