NPO法人農産物加工協会と一般社団法人これからの時代の飲食店マネジメント協会は、生産者と飲食事業者の課題解決を目的とした共催イベントを大阪市内で開催しました。農産物の付加価値創造や販路拡大、飲食店の仕入れ課題、地域資源の活用などをテーマに、生産者や飲食店経営者、加工事業者らが参加し、複数の協働プロジェクトの構想が生まれたとしています。
背景として、国内の生産者は販路確保や加工技術、人材不足に直面し、飲食店側も安定調達や原価高騰、新メニュー・新事業開発などの課題を抱えています。両協会はこれらを同時に解決するため、「生産と飲食をつなぐ共創プラットフォーム」構築に着手しており、今回のイベントをその第一歩と位置づけました。
当日は、生産者と飲食店の課題共有セッション、農産物加工の最新トレンド紹介、仕入れDX(デジタル化)や事業再構築の事例紹介、食品ロス削減や規格外農産物活用のアイデアワーク、地域資源を活かした商品開発モデルの紹介などを実施。試食や商品展示を伴うマッチング交流会では、規格外農産物の活用や共同商品開発に向けた具体的な協業相談が行われました。
今後は、規格外農産物の活用スキーム構築、生産者と飲食店の継続的なマッチング、共同商品開発、DXを活用した仕入れ・加工の効率化支援などを段階的に進める方針です。両協会は、地域農業の持続可能性と飲食業の収益性向上を両立させる新たな産業モデルの確立を目指すとしています。
【イベント情報】
イベント会場:大阪府大阪市
主催:NPO法人農産物加工協会/一般社団法人これからの時代の飲食店マネジメント協会
source: PR TIMES
