訪日外国人観光客向けナビゲーションアプリ「Japan Travel by NAVITIME」が、第5回日本サービス大賞で内閣総理大臣賞を受賞しました。応募総数768件の中から選ばれたもので、2013年10月の提供開始以来の取り組みが評価された形です。

同アプリは13言語に対応し、ドアtoドアの経路検索や徒歩・カーナビ、フリーWi-Fiや手荷物預かり所などのスポット検索、観光記事、旅行プラン作成、ホテル・アクティビティ予約までを一つのアプリで提供します。新幹線を含む鉄道やイベント、宿泊の予約も可能で、旅行前の計画から旅行中の移動、旅行後の体験共有までをシームレスに支援している点が「ワンストップの価値提案」として評価されました。

また、アプリの利用履歴から得られる訪日客の動きのデータを自治体やDMO、観光事業者に提供し、新たな観光資源の発掘や地域の魅力向上につなげていることも受賞理由です。訪日客と日本国内の多様なサービスを結びつける「共創型プラットフォーム」として、インバウンド市場の活性化への寄与も認められました。

同サービスはすでに「ジャパン・ツーリズム・アワード」経済産業大臣賞と2024年度グッドデザイン賞を受賞しており、今回が3つめの主要アワードとなります。今後は、増加が見込まれる訪日客のニーズの高度化や混雑分散、地方誘客など、観光政策との連携がどこまで進むかが焦点となりそうです。

【サービス情報】

Japan Travel by NAVITIME(訪日観光ナビゲーションアプリ)

対応言語:13言語

サービス開始:2013年10月

公式サイト:https://www.navitime.co.jp/pcstorage/html/japan_travel/english/

source: PR TIMES

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