自宅の電気トラブル経験者100人のうち、業者選びで「どこに頼むべきか分かりにくかった」と感じた人が22.0%、「最終的にいくらかかるかイメージしづらかった」が20.0%に上りました。一方「特に不便はなかった」も34.0%を占め、対応体験は二極化していることが分かりました。

調査は、関西エリアで電気・水まわり修理を行う「設備人(SETSUBIT)」が、2025年12月5日に全国の電気トラブル経験者100人を対象に実施したオンラインアンケートです。電力会社や管理会社、修理業者などの役割の違いが分かりにくく、誰に連絡すべきか迷う負担が利用者の不安につながっていました。費用面では、出張費や夜間料金、追加費用の有無が事前に把握しづらい点が課題として浮上しました。

次回同様のトラブルが起きた場合の行動意向では、「1か所だけに連絡し、その場で決めると思う」が24.0%で最多、「2か所くらいに連絡」が22.0%、「3か所以上に連絡」が12.0%でした。合計58.0%が「自分で業者に連絡して決めたい」と考える一方、実際に複数社を比較したい人は34.0%にとどまっています。「管理会社や電力会社に相談し、紹介先に任せたい」とする回答も21.0%あり、第三者への依存ニーズも残っています。

結果からは、利用者が短時間で判断せざるを得ない状況に置かれながらも、「料金の分かりやすさ」「役割の違いの明示」「比較しやすい情報」が不足している実態が見えてきます。今後は、事前見積もりの徹底や料金構成の標準的な表示方法、対応範囲と役割区分の整理など、事業者側の情報提供を改善することで、利用者の不安軽減と納得感の高い業者選びにつながると考えられます。

source: PR TIMES

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