AIによるクマ検知システム「クマミるAI」が、防災情報配信システム「SpeeCAN RAIDEN」との連携を開始しました。「SpeeCAN RAIDEN」は全国850以上の自治体が採用する一斉同報サービスで、既存設備を活用することで、新たな大型開発を行わずにクマ出没情報をメールやLINE、防災行政無線などで住民へ即時配信できる体制を構築できます。

クマの出没は山間部から市街地へ拡大し、人的被害は近年過去最多ペースで増加しています。従来は目撃通報から現場確認、広報まで時間差が大きく、「防災無線が流れる頃にはクマが移動している」問題が指摘されてきました。「クマミるAI」は電源・回線工事不要のソーラーカメラとAI画像認識を組み合わせ、出没検知から最短約3分で通知できる点が特徴です。

今回の連携では、「検知→行政内共有」にとどまらず、「住民への一斉配信」までを一連のフローとして半自動化しました。AIが位置情報や日時をもとに通知文案を自動生成し、担当者が映像でクマと確認したうえで配信ボタンを押す仕組みで、誤報を抑えつつ初動時間を大幅に短縮します。両社は、既存インフラを活用した低コスト導入により、来春の出没期までに各地で「逃げるための時間」を確保する安全網の整備が進むと見込んでいます。

【製品情報】

クマミるAI 製品ページ

https://www.eyemovic.com/solution/kumamiru/

SpeeCAN RAIDEN 製品ページ

https://www.arcadia.co.jp/products/speecan_raiden

source: PR TIMES

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