福岡市中心部で開催される冬の恒例イベント「クリスマスアドベント」で、2025年シーズンにウクライナ料理「ボルシチ」と「ピリシキ」が提供され、売上の一部が日本経済大学のウクライナ人留学生支援に充てられます。企画を担うのは、業務用食品卸の岩田産業グループホールディングス(社員約1,800人、営業車両約400台)と、イベント主催のサエキジャパンです。
クリスマスアドベントは2013年に博多駅前広場で初開催され、現在は福岡市内各所に加え、東京・上野恩賜公園にも広がる冬の大型イベントです。2023年から「光・音・芸術」をコンセプトに名称変更し、2025年で13回目を迎えます。会場では無料サーカスショー「Reverie」など多様な催しに加え、ウクライナ料理ブースが登場します。
ウクライナ出身で2025年春に岩田産業へ入社予定のソフィア・ユルチェンコさんが、同社オリジナル商品のボルシチとピリシキの開発に参加しました。ボルシチは2022年に「ウクライナのボルシュ調理文化」としてユネスコ無形文化遺産に登録されており、ソフィアさんは「料理は文化的アイデンティティの象徴」と語っています。
日本経済大学は、ロシアによる侵攻後に64人の避難学生を受け入れており、岩田産業はギフト売上の1%寄付や米の提供などで支援を継続しています。今後も両社は、ウクライナ料理を含む各国料理の紹介を通じて、食による平和と文化交流の場を広げたい考えです。
【イベント情報】
クリスマスアドベント(福岡)主要会場:天神中央公園、貴賓館前広場、博多駅前広場ほか
サーカスショー「Reverie」開催期間:11月21日~12月18日
会場:天神中央公園
休演日:月曜・火曜
料金:観覧無料
source: PR TIMES
