Web3スタジオのPG Labs(本社・東京渋谷区)は、国内外のベンチャーキャピタルと個人投資家、複数の財団からのグラントを合わせて総額3億円のシード資金を調達しました。調達額の約50%は暗号資産ETHと米ドル連動型ステーブルコインUSDCで受け取り、待機資産の一部を運用に回すことで財務基盤の強化も進めています。
PG Labsは、イーサリアムおよびその拡張技術であるLayer2を活用したWeb3事業の企画・開発支援を行うほか、異なるブロックチェーン間をつなぐインターオペラビリティ(相互運用)プロトコル「Pheasant Network」を開発しています。同ネットワークはイーサリアムと30以上のLayer2に対応し、これまでに300億円超のクロスチェーン取引を処理した実績があります。
資金の出し手には、Ethereum Foundation、Optimism、Polygon、Scroll、Taiko、Lineaなどの主要プロジェクトが名を連ね、PG Labsの公共財(Public Goods)としてのインフラ開発が国際的に評価された形です。ベンチャーキャピタルはmintと90s、個人投資家8人も参画しました。
今後PG Labsは、Pheasant Networkで採用する「Optimistic Interoperability」による高速・低コストな取引基盤や、AIでユーザーの意図(Intent)を補完する「AIntent」の研究開発を強化し、日本企業のWeb3事業支援と国内の持続可能なWeb3エコシステム構築を加速させるとしています。
【企業情報】
PG Labs(株式会社PGL)
所在地 東京都渋谷区南平台町2-17 A-PLACE渋谷南平台 2F
資本金 1.5億円(資本準備金含む)
コーポレートサイト https://pglab.io/
source: PR TIMES
