ポラスハウジング協同組合(埼玉県草加市)とポラスハウジング千葉株式会社(千葉県松戸市)が、第4回「建設人材育成優良企業表彰」で「優秀賞」を受賞しました。受賞は2024年度に続き2度目で、建設キャリアアップシステム(CCUS)の活用や独自制度による技能者育成、女性や若年層への支援策が評価されました。
両社は、技能レベル判定や保有資格をCCUSで「見える化」し、それに連動した給与体系を導入しています。また、後輩の指導に貢献した社員を処遇で評価する「トレーナーマイスター認定制度」を社内で設け、技能継承の風土づくりを進めています。女性専用のキャリアルート設計や、現場に快適トイレを整備するなど、就労環境改善にも取り組んでいます。
人材供給面では、ポラスグループが1987年に設立した認定職業訓練校と連携し、木造建築や内装・電気工事の技能者を計画的に育成。卒業生は自社大工として働くほか、技能五輪全国大会などで上位成績を収めています。さらに、高校生等を対象にした建築模型コンペ「ポラス 木造住宅インターハイ」を共催し、2025年度は187点の応募が集まるなど、若年層へのアプローチを強めています。
国土交通省らによる同表彰は、担い手不足が深刻な建設産業で、育成や確保に成果を上げた企業を顕彰する制度です。ポラスグループは今後もCCUS活用や訓練校との連携を継続し、現場の技能継承と多様な人材が働き続けられる環境整備を進めるとしています。人材難が続く中、同様の取り組みが他社へどこまで広がるかが注目されます。
【イベント情報】
建築模型コンペ「ポラス 木造住宅インターハイ」
第5回テーマ:一緒に暮らす家
部門:設計部門/造形・造作部門/構造・造作部門
公式サイト:https://kenchiku.co.jp/polus-inter-high/
source: PR TIMES
